小林 崇 

作業療法士の13年目のボクが質問に私感で答えるブログ

Q:自分がわかっていることを他人に教えてあげる時どうすれば伝わりやすいのか

まずは本人にさせてみましょう!

 

教えるということは相手にとって早いように思いますが、

少し難しいところもあって

聞いた通りにしかできない。

 

ということもよく起こり得ます。

 

応用がきかない。

少し違う言い方をすると途端にわからなくなる。

みたいな感じです。

 

例えば

患者さん・利用者さんの介助方法を自分が教えたとしましょう。

身体の位置はここ。

持つところはここ。

力はこうやって入れる。

自分はどうやって動く。

 

 

手取り足取り丁寧に教えてあげたとしましょう。

 

その子はどうなるか…?

 

 

それ以外のやり方がわからずに

違う患者さんや利用者さんが来たらパニック!!

うまくできません!!

 

 

みたいな。

もちろん全ての人がそうとは言いませんが、

あくまでも可能性として起こりうるということです。

 

 

つまり教えた通りにできるようになる。

言い換えれば教えた通りにしかできない。

 

とも言えます。

でも教えた方が早いですよね。

だからみんな教えちゃうんです。

別に悪いことではありません。

 

 

その子に合わせて、自己成長を望むなら。

 

まずはやらせてみましょう!

 

で一緒に考えていったらいいんです。

 

 

要は

今の状態としてはどのぐらいか。(まずやってもらう)

一緒に考えていく(問題はどこか、どんな方法で解決するか)

ということです。

 

 

例えば

介助方法を考えていくとして

まず普段はどうやってる??

→やってもらう。

 

どこが難しい?

どこがやりにくい?

→問題はどこか。

 

どうやったらやりやすくなりそう?

どうすればもっと簡単にできそう?

→どう解決するか

 

 

みたいな感じで一緒に考えていくということです。

 

そのときにやってはいけないことがあります!!

 

 

それは

答えを知っているから自分で考えな!

みたいな態度にならないこと!!

基本的にはですけど。

 

僕もこれをよくやっていましたが、

こういう姿勢をとると高圧的で圧迫感がでちゃうんです。

(今でもそんな態度を取ってることあるかもしれませんが…笑)

 

だから”一緒に考える”ということをオススメしてます。

 

 

 

あくまでも一から教えることが悪いと言っていません!

時と場合によって使い分けましょう!

と言っています。

 

 

僕としては相手の方が長期的にみて

成長や自立していける方法はどれか?

と考えたときには一緒に考える。

 

という手段を選ぶということです!

 

 

ぜひ少し時間はかかりますが、一緒に考えていきましょう!